コンサルティング事業 2020.11.24

新しい気づきやアイデアを生み出すために、「問い」を考えよう

『とは?』を娘(2)が覚えました。ことあるごとに、『とは?』『とは?』と聞いてきます。
『ごはんおいしい?』と聞けば、『とは?』と返し、
『そうやな。おいしいってのは、ん〜また食べたい!ってことかな』と返せば
『とは?』と返ってくる始末。
こうして、娘との問答の日々の幕が上がったのである・・・。

問いとはなにかと説いてみる

日常的に生活していれば、誰かに何かを尋ねることがあると思います。

『今何時?』や『一口くれる?』や『どうしてこんな不具合にきづかなかったの?仕事してたの?』などです。

これらは「問い」でしょうか?
似たような概念に、「質問」や「発問」がありますが、それらは「問い」でしょうか?
仮に違うとすれば、なにがどのようになぜ違うのでしょうか?

こういったことを考えるきっかけをくれた本が『問いのデザイン』です。

今回は、娘との会話をヒントにして、「問い」について考えていきたいと思います。

ところで、そもそも「問い」とはいったいなんでしょうか。
身近な言葉過ぎてあまり意識することがないかもしれません。

この本の中では、「問い」が以下のように定義されています。

人々が創造的対話を通して認識と関係性を編み直すための媒体

引用:問いのデザイン 42ページ

また、「問い」の性質として、以下が述べられています。

問いはそのデザイン次第で、問われた側に思考や感情を刺激し、創造的対話のきっかけを生み出します。問いに対峙しながら集団の想像的対話のプロセスが回り始めると、自然と人々は自信が暗黙のうちに形成していた認識に気がつき、ときに問い直し、またお互いに共有をすることによって、関係性が変化し、新たな気付きやアイデアを生み出す契機となります

引用:問いのデザイン 40ページ

 

ポイントは「対話」「新たな気付きやアイデアを生み出す」の2つと考えます。
例として、次のような「問い」を考えてみます。

例:最近読んだ本はなんですか?

この「問い」は、事実を回答することで答えが導かれます。

しかし、上で述べたような「対話」がうまれることも、「新たな気付きやアイデアを生み出す」ことにはならないように思います。

では、次の「問い」はどうでしょうか。すこし考えてみてください。

例:最近、一気読みしてしまった本はなんですか?

いかがでしょうか。わたしは「へうげもの」です。(漫画かよ)

2つの問いを比較すると、後者の「問い」に対しては、単に事実を答えるだけでは終わりません。
『なぜ読もうと思ったのか』
『どうして一気に読んだのか』
『面白い本と出会うってなんだろう』
など、自分の頭のなかでいろいろ考えることになると思います。

また、この問いから「私は〜〜」や「あなたは〜〜」など、いろいろな「対話」がうまれることが想像できます。
そしてこれは「新たな気付きやアイデア」を得ることになるかと思います。
(自分・他者の本に対する気付き、他者の認識への気付き、などなど。)

このように、「問い」の形を考えることで、「対話を促し」「新しい気付きやアイデアを生み出す」きっかけを意図的に設けることができるのでは、と考えます。

以上を踏まえ、個人的な定義として簡潔にまとめると、以下のように言えそうです。

NewsPicksで学ぶ「問い」の使い方

父『おやつ食べる?』
娘『とは?』
父『午後3時に軽くご飯ではないものをたべるか?ということよ』
娘『とは?』
父『えーと、午後3時・・・』
娘『とは?』
父『・・・・・りんごたべr』
娘『りんご!』
父『ふぅ。しかし、おやつはなんで3時なんだろうなぁ...』

そんな休日の夜に、NewsPicksで特集を見ていました。

「ふーん、ジョブ型雇用が増えているのか。そうなんや。なんでだろ?」
「あ、そういうことか」

「やっぱノーコードはいろいろあるよなー。なんでいまノーコード?」
「たしかに、そうかもしれんなー」

と、私が疑問に思ったことが、ほぼかならず次のスクロールに答えが書かれてありました。

不思議に思い改めて読んでみると、多くの特集において「問い」が用意されていました。

NewsPicksという媒体においては、実際に読者と「問い」に対して対話をすることができません。そのため、問いと答えをセットで用意しているのかな、と想像しました。

特集記事から問いを抽出してみると、以下のようになります。

詳細は元の記事を呼んでいただきたいですが、ざっくりと書くと

1つ目の問いで、ノーコードとはを説明し、かつ、今なぜ盛り上がっているかを説明
▶ それを受け、2つ目の問いとして、なにをなんのために使うと良いのか、10のツールに絞って紹介
▶ 最後に、これまでの話から自然に浮かぶ「プログラミングは?エンジニアは?」に対して答えを与える

と、非常にわかりやすい構成となっています。

これに続くノーコードに関する特集はもちろん、日々追加されるコンテンツにも、常に問いと答えが投げかけられています。

このように、NewsPicksを見返すなかで、

▶ そもそも私はなぜNewsPicksや本を読んでいるか?
▶ 「新たな気付きやアイデアを生み出すきっかけ」を求めているからでは…?
▶ メディアで接するべきは「問い」なのでは…!?

と気が付きました。

今後、「問い」に注目して記事や本を読んで見たいと思います。 内容のポイントを抑えるいい指標かもしれません。

忘れていたよ、対話のことを

父『帰るよー』
娘『かえら、ない!』(座り込む)
父『公園はもうおしまい』
娘『おしまい、しない!』(地に伏す)
父『おしまい、しないのか~…』
父『帰って、手を洗って、おやつだ!』(駆け出す)
娘『帰って、手を洗って、おやつだ!』(駆け出す)

ところで、「問い」の定義の中にある、対話についてはこれまでなにも触れていませんでした。

対話とは?という問いを考え、気づきを得ていきましょう。

この『他者と働く』において、

対話とは一言でいえば、「新しい関係性を構築すること」

と記されています。

これは、誰かと一緒に働く・生活する、ということを行っている人からすれば、非常に腑に落ちる説明だと思います。

▶ パートナーと喧嘩をしたので話し合う
▶ 子供へだめなことをだめと伝える
▶ うまくいっていないプロジェクトについて上司と素直に意見交換する

これらは、すべて新しい関係性を構築するための行動=対話 といえるでしょう。 知らずしらずのうちに、対話を行っていた、ということです。

問いはもちろん重要ですが、問いを起点にしたその後の対話が重要になる、ということを忘れないようにしたいです。

(お父さん嫌いって言われたくないしね!)

さいごにひとこと

私自身、これまで「問い」によって大きく課題解決へ前進した、自分たち・お客さんの気づいていなかった問題にぶつかった、などいろいろな体験があります。おそらく、心当たりがある人も多いと思います。

それらの体験をもとに「なぜその問いが設定されたのか」「今考えている問いは新しい気付きやアイデアを生み出すきっかけになるだろうか」と問い直し、また対話を行い、これからの課題解決への足がかりにしていきたい、と思います。

長々と書きましたが、半分日記みたいなものなので、「楽しそうだな」と思っていただければ中身は伝わったということにします。

娘が父に問う 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい問いの話。

これにておしまい。

なお、表題は以下のオマージュです。

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おしまい。

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