システムソリューション事業 2019.05.09

フロリダディズニーをエンジョイしながらAIの限界とコンテンツ力の重要性を感じた話

れいわけましておめでとうございます!

和暦の節目たるGW10連休を利用して、フロリダディズニーワールドに行ってきました。みんな大好き世界のディズニーのテーマパークの中でも世界最大、4つのパークからなる巨大エンターテイメント施設というやつです。

ほぼほぼ日本のディズニーランドと同じイメージの「Magic Kingdom

スターウォーズやPixer系、なぜかAeroSmithもいる、ハリウッド映画をテーマにした「Hollywood Studio

ライオンキングとかアバターとか、あと普通のサファリもある、ほぼジャングル「Animal Kingdom

日本館とかフランス館とか、万博?みたいなワールドショーケース「Epcot

まあどれもともかく楽しかったのは当然として、やっぱりその巨大さゆえか、あるいはアメリカという本拠地ゆえか、日本のディズニーとはずいぶん違うところがありました。

すべてを集約する「マジックバンド」

その大きな1つがこれ、「マジックバンド」というやつ

超便利でした。パークのホテルにチェックインするときにもらうんですが、これ、優れもので。専用アプリと連動して、すごいいろんなことできます。これとアプリさえ持ち歩けば、手ぶらで行けるくらいの感じ。

① ホテルのルームキーになる

ホテルの部屋のドアにこれをかざすと、ぴこーんってなって、カギが開くんですよ。

② パーク入場チケットになる

入場ゲートにあるデバイスにこれをかざすと、ぴこーんってなって、入れるんですよ。事前にアプリからチケット買って、バンドと紐づけておけば。

③ ファストパスにもなる

アトラクションのファストパスエントランスでこれをかざすと、ぴこーんってなって、入れるんですよ。チケットと同じように、ファストパスもアプリから取るんです。

[画像]

④ クレジットカードにもなる

レストラン、グッズ屋さんとかのレジでこれかざすと、ぴこーんってなって、何でも買えるんですよ。金銭感覚が簡単にマヒします。当然、後からまとめて請求されますので要注意。そうそう、スパワールドみたいなやつです。

④パーク内にいるカメラマンが撮った写真がアプリに取り込まれる

パーク内に、カメラスタッフがいらっしゃるんですけど。東京にもいますけど、もっとたくさん、ゲリラ的にそこらじゅうにいます。で、そこで写真撮ってもらって、カメラマンの持ってるデバイスにピッてかざすと、撮ってもらった写真がアプリに入るんですよ。

こんな感じ
[画像]

⑤アトラクション内のカメラで撮られた写真もアプリに取り込まれる

極めつけはこれ。スプラッシュマウンテンとかで、ほら、落ちる瞬間にパシャ―みたいなのあるじゃないですか。あれ。今までだと、アトラクションの出口で、「あ、あった、あれだー」みたいな。そこで欲しけりゃ買うみたいな。買う人いるんかなっていつも思うんですが、フロリダは違います。

自分が写ってる写真が、勝手にアプリに入るんです。

ほんと不思議仕様。おそらく顔を検知しているのかな…?と想像。Googleフォトの検索機能みたいに。

だとすると、中国の監視カメラよろしく、ディズニーのデータベースにはゲストの顔データと、行動データとがバンドのIDで完全に保存されていて、極端な話、パーク内各所の監視カメラから個人を補足、追跡することも可能ってことになるんでしょうね。そこまでのデータが集積されていくものと捉えると、この先のアップデート、サービス展開にも非常に期待が持てるところだなーと思います。

その中にひとつ、どう考えても要らない機能がある

普通にパークを歩いてると、たまに「次はこのアトラクションがおすすめ!」みたいな感じで、アプリに通知が届くんです。いわゆるレコメンド。レコメンドしてくれるんですよ。私の滞在中も、何度か届いたんですけど、ただし、届くのは決まって

「ピ ー タ ー パ ン 空 の 旅」

いや、乗らんでしょう。。はるばる日本からフロリダまで来て。。(空の旅好きな人ごめんなさい)マジックキングダムにいる間のレコメンドはほとんどそれでした。役に立たんなーなんぞこれ、と思いながらも、しかしながら、これをレコメンドされる背景というか意図は露骨、明確で。

人の偏り無くしたい、みんなの待ち時間減らしたい

そう、たぶん、人気アトラクションの混雑をいかに緩和するかっていうのは、テーマパークの永遠のテーマですよね。(想像)

だってそもそもよく考えたらテーマパークと言うものは狂気の沙汰です。5分そこそこのアトラクション体験のために、100分以上も普通に待っちゃう。みんななぜ待つのかわかんない。私も待つけど。テーマパーク以外では有り得ない光景です。でも一方で、すいてるアトラクションはすいてるんですよね。その状態は何と言うか、みんな不幸。

となれば、混雑を平準化してユーザー体験を上げようというのは必然で。私へのピーターパン空の旅っていうレコメンドも、一応私の行動履歴とか、趣味嗜好みたいなのも考慮に入れてのレコメンドなんだろうけども、でもそこには、空いてるところに人寄せて、人気アトラクションの混雑を緩和しようというロジックは多分に入ってるだろうなと想像します。

それでも、ピーターパンには乗らない

ただでも、それはわかってても、私は限られたフロリダの時間の中で、ピーターパン空の旅には絶対乗らない。

おもしろくないから人気が無くて、人気が無いから空いてるのであって。空いてるところに行ってねと言われても、あえて面白くないものに乗る人はいないわけで。いかにユーザーの行動・嗜好を補足分析して、コントロールしようとしても、ここにどうしようもない限界があるよなーとか思っちゃうわけです。(ピーターパンが面白いかどうかはさておいて、一般的な話として)

いわば「運命の人には確実に出会えるけど、結ばれるかは自分の努力次第」状態

これはいわば、「結局、おもしろいものが勝つ」という当たり前の原理が、こういう仕組みによってむしろハイライトされていく、ってことなのかなと。

マジックバンドに象徴されるように、これだけ行動分析される世の中で、例えば「見つけてもらえない」とか、「マッチした人が来てくれない」とかいう状況は、なくなっていくのかなと。ただ、そこからエンゲージメントに至るかは、結局コンテンツの魅力次第。いわば、人生において、いわゆる「運命の人」には確実に出会える仕組みが整っちゃう。けど、そこで結ばれるかは結局、自分の魅力勝負になってくるよ、ということなのかな、とか。

テーマパークの混雑の話に戻すと、混雑を本当に緩和するには結局、行動の分析とコントロールだけじゃだめで、魅力あるコンテンツを多数そろえなければいけない、ってことになっちゃいますね。

ちなみに、一時期のUSJはそれに成功していたのかなって言う気がします。昔はスパイダーマン一強でしたが、ハリウッドドリームザライドとか、フライングダイナソーとか、ミニオン・ハリーポッターを増設しつつ、期間限定アトラクションなんかで人気を集めることで、人気を分散させることに成功してたのかなって感じがします。今はそれでも追い付かない入場者数になっちゃってますが。

情報革命・デジタル革命が進むほどに、コンテンツ力が効く世の中になってくるよなーと思った話でした。

ちなみに、個人的にフロリダディズニーで一番面白かったのは、Hollywood Studioのロックンローラーコースターでした。なぜかディズニーパークにAeroSmithが出現。スティーブンタイラーの発車カウントダウンが秀逸。
[画像]

というわけで、皆様よい令和をお過ごしください。次はお盆休みに9連休があるみたいですね。よいお盆をお過ごしください。

この記事をシェアする
事業について詳しく知る

システムソリューション事業について詳しく知りたい方はこちら

RECOMMEND

おすすめ記事