デジタル戦略コンサルティング事業について詳しく知りたい方はこちら
オノマトペ大好きよしだが、オノマトペの魅力ついて語っています。
シリーズものの第一弾!
オノマトペの沼に引きずり込みます!
ポッキー、Qoo、パックンチョ…
これらに共通するものは?
そう!オノマトペ!
ついつい口ずさみたくなるキャッチーな響きと、
商品のイメージが分かりやすいネーミングですよね。
このようにオノマトペは微妙なニュアンスを伝えるのにぴったりの言葉です!
私は、1単語でいろんな意味を伝えられるオノマトペが大好きです!
そんな私が、皆さんをオノマトペの沼にジャブジャブはめていきたいとおもいます!
(シリーズものなので、ジワジワとはまっていってください!)
擬音語・擬声語・擬態語を包括的にいう語。
オノマトペとは「わんわん」や「とんとん」など、
音や様子を言葉に表したものになります。
フランス語の「onomatopée」から借用した外来語なのですが、
日本には他の国に比べてたくさんのオノマトペが存在しています。
例えば一口に雨音といっても、
「ざあざあ」「ぽつぽつ」「しとしと」「ぱらぱら」「ばらばら」と
たくさんの種類があるのです。
オノマトペだけが収録された辞典もあり、4500語も収録されています。
またオノマトペは多くの研究者によってさまざまな分類をされてきました。
例えば、1978年に出版された金田一春彦著の『擬音語・擬態語辞典』では、
擬音語・擬態語・擬声語・擬用語・擬情語の5つに分類されています。
擬音語:自然界の音や物音を表す(ちりんちりん,ぶーぶー)
擬声語:人間や動物の声を表す(わんわん,こけこっこー)
擬態語:何かの動きや様子を表すもののうち,無生物の状態を表すものを(ひりひり,ぱたぱた)
擬容語:何かの動きや様子を表すもののうち,生物の状態を表すものを(ふりふり,ぎろり)
擬情語:人の心理状態や痛みなどの感覚を表すもの(いらいら,しくしく)
オノマトペは、一文字違うだけで意味が変わります!
例えば、化粧品の広告でよく見る表現3つを比べてみましょう!
つるつるの肌
ちゅるちゅるの肌
するするの肌
みなさんはどんな肌をイメージしましたか?
私は、こんなイメージを持ちました!
つるつるの肌…なめらかで光沢のある肌
ちゅるちゅるの肌…きめ細やかでウェットな肌
するするの肌…テカリがなく滑るようになめらかな肌
「つ」「ちゅ」「す」と最初の音を変えただけなのに意味が少しずつ違いますね!
濁音や半濁音がつくだけでも全く違う意味になります!
例えば「はらはら」を例に考えてみましょう!
はらはら…成り行きを危ぶんで気をもむさま
(プロジェクトに終わりが見えず、ハラハラした)
ばらばら…大勢の人がまとまりなく動くさま
(今回はバラバラで行動しましょう)
ぱらぱら…粒状のものがまばらに降ったり散ったりする音や、そのさまを表す語
(パラパラと雨が降っている)
「は」に濁点や半濁点が付くだけで、使われる意味やシチュエーションがこんなにも違うのです!
同じ音でも違う意味を持ちます!
先ほど出てきた「はらはら」や「ぱらぱら」、「ばらばら」でも
違う意味としてとった人がいるのではないでしょうか?
「ぱらぱら」を例に考えてみましょう!
① 粒状のものがまばらに降ったり散ったりする音や、そのさまを表す語。
(パラパラと雨が降っている)
② まばらに散らばっているさま。
(人家がパラパラとある)
③ 本をめくる音や、そのさまを表す語。
(パラパラとページを繰る)
このように同じ単語でも全く違う意味を持つのです!
今回はオノマトペの不思議について、3つご紹介しました。
いつもは意識していなかったけれど、よくよく考えたら不思議じゃないですか?
そう思ったあなたは、オノマトペの沼につま先をぽちゃんと突っ込みましたね!
次回からは、この不思議の謎を解き明かしていきたいと思います!
お楽しみに~!
デジタル戦略コンサルティング事業について詳しく知りたい方はこちら
RECOMMEND
おすすめ記事