コンサルティング事業 2019.09.03

最近よく聞く「well being」って何だろう?

みなさん、well beingという言葉を聞いたことがありますか?
オーストラリアやアメリカで今注目されている言葉なのです。

well beingは現在、研究段階で、こうすればwell beingになる!というものは定まっていません。
今回はまだまだ勉強中の私が、well beingについて「なるほど!」と思った3つの記事
まとめていきたいと思います。

well beingとは?

Well beingとは「身体的、社会的、精神的に良好な状態」のことです。
つまり満たされている状態のことを表します。

これはWHOが1946年に定めた「世界保健機関(WHO)憲章草案」の健康の定義にも示されています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。

「健康の定義について」
(公益社団法人 日本WHO協会)

まず初めにwell beingとはなにか。
それを構成する要素について書かれた記事を紹介します。

~要約~

「ポジティブ心理学」について研究しているペンシルベニア大学のマーティン・セリグマン教授は、
well beingについて「PERMA」という5つの構成要素を唱えました。

P=Pleasant Emotions (心地良い感情)
E= Engagement(エンゲージメント)
R= Relationships(人間関係)
M= Meaning& Purpose(人生の意味・意義と目的)
A=Accomplishment(達成感)

もう少しこの5つをかみ砕いて説明すると、

P=幸せやポジティブな感情
E=没頭、集中していて時間の流れを忘れてしまうような体験
R=良好な人間関係
M=生きがい
A=何か目標に対してやり遂げたこと

となります。

参考:「経済的には豊かなのにデータ上は「不幸」な国 日本が目指すべき幸せとは」(Forbes Japan)

well beingの敵は「退屈」

2つ目の記事は雑誌「WIRED」のDIGITAL WELL-BEING特集で掲載された記事です。
こちらは、「なぜ今well beingな世界ではないのか」について書かれています。

~要約~

人間はここ数年で健康寿命が延びました
人類全体の平均寿命の推移は、1800年には平均寿命が29歳でしたが、
2016年には72歳までになっています。
また2100年には80歳を超えるとすら言われています。

しかし「命の質」はどうでしょうか。
文明機器が発達して生活が豊かになり、家事や仕事などの
「ネガティヴな活動」を減らすことができました。

しかしその余った時間を、「ポジティヴな活動」ではなく、
TVをみる、ぼーっとするなどの「ニュートラルな活動」に費やしていたのです。

本人たちは「ポジティヴな活動」にもっと時間を費やしたいと
思っているのにもかかわらずです。
それゆえ命の輝きを感じていないのではないか。
そんな仮説が立ちます。

このように「命の質」をいかにして豊かにしていくのかが、
「ウェルビーイング」と呼ばれる学問領域なのです。

参考:「よい人生とは何か?」をめぐる三段論法:石川善樹(1)アイデア編 (WIRED)

well beingではない状態が経済損失をもたらす

最後は欧米でのwell beingの取り組みについて、
「AMP」というサイトで掲載された記事です。
well beingについて取り組んでいる事例や、
なぜ積極的に取り組むのかについて紹介されています。

~要約~

英国企業ではここ数年でwell being戦略を実施している企業が
大幅に増加
しています。
2016年には実施企業が29.8%でしたが、2019年には68%に増加しているのです。

なぜ英国企業がここまでwell beingに取り組むのでしょうか。
それはwell beingではない状態が大きな経済損失をもたらすためです。

ある調査によると、英国では病気でも休まず出社し、
低い生産性のまま仕事をする社員が増加しています。
そして、この生産性の低下による経済損失が770億ポンド(約10兆円)
相当することが判明しました。
これが深刻なコストとして企業ののしかかるため、
多くの英国企業でwell beingに取り組んでいるのです。

具体的な取り組みとしては、以下の通りです。

・well beingを実践するためのガイドラインを提示
・ストレス軽減のためのフィナンシャルカウンセリング
・瞑想、ヨガ
・サポートグループ
・メンタルヘルスサービス
・興味のあることを学ぶことを支援する1週間の有給

今後さまざまな具体策、成功事例が増えてくることが見込まれるでしょう。

参考:社員の健康軽視で経済損失10兆円以上? 英国で高まるウェルビーイング戦略の重要性(AMP)

 

まとめ

今回はwell beingを取り扱った記事を3つまとめました。

体の健康だけでは人は幸せとは言えません。
心から「満たされているな」と感じるためには、
well beingを取り入れなければいけないなと思いました。

自分自身が今、well beingであるのかを「PERMA」でチェックしたり、
どうすればwellbeingな状態に近づけるのか考えてみたりしてはいかがでしょうか。

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