コンサルティング事業 2021.02.09

テスト内容と不具合報告を紐づけて、みんなハッピーになりたい

本日はテスト設計と不具合を紐づけて、同じツール上で「見える化」したほうがいいのではという話です。

具体的な方法は後々説明しますが、まずはそこに至るまでの考えを説明していきます。

 

1.報告されたエンジニアが助かる

不具合は、報告して終わりではありません。
担当エンジニアが不具合の内容を確認し、再現確認し、修正し、対応内容を再度テスト担当者へ連絡します。

時に「どういうテストをしてこの不具合が発生したのかわからない」ということが起きます。
再現手順の話ではなく、テストの目的や範囲の話です。

このとき、テスト設計の内容が不具合に紐づいていれば、報告を受けたエンジニアは「こういうテストの範囲でここをみているのか」などと気づくことができるのでは、と思います。

致命的な不具合があった場合、同様のテスト設計をする際に注意することができます。また、テスト設計に含まれているかどうか、エンジニアからテスト担当者に対して確認することも出来ます。

テスト設計と不具合を、全員がいる場所で「見える化」することで、開発における進行のロスや認識のずれを減らすことに繋がります。

2. テストの質があがる

テストは基本的にダブルチェックです。
テスト設計と不具合が紐づいていれば、2回目のテストの際にその点に注意しながらテストを進行することができます。

また、2回目で見つかった不具合がなぜ初回テストで漏れたのか、ということを振り返ることがあります。
その際、不具合報告が設計内容と紐づいていれば、振り返りがしやすいです。

もう一点、嬉しいことがあります。それは、不具合の管理が簡単になることです。
不具合の報告が増えてくると、正直報告者も何の件だったかわからなくなることが時々あります。(いいのか?)

そのとき、ひとつ上の階層にテスト設計の内容があれば、「ああ、このテストに対してこの不具合があったな」と、認識しやすくなります。

不具合を一覧したとき、階層構造で捉えることができるというのは、想像以上にわかりやすいです。

3. 進行がみえる

テストの実施は全体を管理するPMやディレクターにとって重要です。

とはいえ、テストの実施それ自体はかなり細かい内容までみるため、全部を管理することは難しいです。
進行する側としては、テスト設計の項目とその進捗がわかれば、十分ありがたいのかな、と考えます。

そこで、テスト設計と不具合を紐づけてみてはどうか、ということです。

項目Aは現在テスト中であり、不具合が10件ある。
項目Bはテストが終わっており、不具合はない。
項目Cはテスト未着手である。

という状況がパッとみて分かった場合、なんとなくの進み具合を把握することができるでしょう。

 

具体的なツールでトライしてみる

以下では、2つのツールでテスト設計と不具合の紐付けを行った結果を共有します。

※実際に普段から使っているツールの使用感を元に紹介します。
あくまで、テスト設計と不具合の紐づけに関する内容です。

Backlogで紐づけてみる

Backlogでは、課題に対して別の課題を紐づけることができます(子課題)。
そのため、親課題に実施するテストの内容、子課題に不具合を紐づけることで、上記で説明した「テスト設計と不具合」の紐づけを行うことができます。

 

ただ、ひとつ困ったことがあります。それは、親課題が乱立する、ということです。

作成するテスト内容の粒度としては、単一の機能や画面をイメージしています。
(例えば、ある機能の影響範囲として画面AとBがある場合、Aに対して1つ課題を作成し、そこに不具合を紐づける)

すると、テストに関する親課題が大量に作成されてしまい、Backlogにはテスト関連の課題がたくさんある、という少々嫌な感じになってしまいます。

カテゴリやマイルストーン、担当者などを分けることで一覧性を担保することはできますが、もう少しシンプルにできたらいいのにな、と感じます。

そう、子課題の子課題が設定出来れば、親課題として「テスト関連」、子課題として「テスト設計」、孫課題として「不具合」というわかりやすい構造になるな、と個人的に感じています。

Redmineで紐づけてみる

Redmineの場合、無限(正確には有限ですが)に子チケットを作成できます。

いくつかの案件で、以下のようにチケットを作成してテスト設計と不具合を管理しました。
個人的にはわかりやすい構造だったと感じています。

また、子チケットを完了していくと上位のチケットの進捗を自動で測ってくれます。これは、地味に便利な機能です。
ただ、UIや他ツールとの連携、通知という面で弱さがあること、テスト以外の使いづらさがあるため、チーム全員がRedmineを使うというのは難しいかもしれません。

さいごに

テストの進捗管理・報告はテスト担当者だけでなく、関係者(エンジニアやディレクター、PM)にとっても見やすく・わかりやすいということが大事です。

日常的に進めている業務を、他職種の方からレビューしてもらう機会や場を設けてみるのもよいかもしれません。

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