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島袋 圭太
烏丸六角ディレクション研究会
島袋 圭太
2018/09/20

LINE BOOT AWARDS 2018 ハッカソン@大阪 参加ブログ

LINE BOOT AWARDS 2018 ハッカソン@大阪 参加ブログ

「LINE BOOT AWARDS 2018 ハッカソン@大阪」に参加しました!
https://www.facebook.com/events/427069694465956/


LINE BOOT AWARDS

LINE(株)主催の、コミュニケーションアプリ「LINE」・AIアシスタント「Clova」をベースに新しいサービスを募るイベント。
優勝賞金はなんと10,000,000円(!)。他にも協賛テーマ賞や部門賞など、賞金50万円の賞が数本用意されています。
https://www.line-community.me/awards/


LINE BOOT AWARDS 2018 ハッカソン@大阪

LINE BOOT AWARDS 2018のオフィシャルイベント。AWARDSに出品するプロダクトをハッカソンで開発します。

グランフロント大阪
グランフロント大阪
開催場所はさくらインターネット本社(おしゃれ)
開催場所はさくらインターネット本社(おしゃれ)


今回のハッカソンの主催は「Code for OSAKA」というコミュニティ。
「大阪をITのチカラで変える」をコンセプトに活動をしている方々です。
http://code4.osaka/

ハッカソン常連・常勝メンバーで構成されるコミュニティだけあって、事前のハンズオン開催や当日の進行など、参加者の痒いところに手が届くイベント運営でした(感謝)。

Code for OSAKA 井上さん
Code for OSAKA 井上さん

ハッカソン参加者(※想像)

きちんとカウントしたわけではないので適当ですが、ぱっと見は以下のような感じでした。
・参加者50人弱
・チーム参加率多い(3分の1くらい?)
・エンジニア率多い(半分以上)
・女性の参加率多い(1チーム1名はいたのでは)
・年代バラバラ(学生さんからベテランさんまで)


イベントの流れ

ざっくりとは以下のような流れ。
 (1)インプットタイム
 (2)アイデアソン
 (3)チームビルディング
 (4)開発
 (5)プレゼン・タッチ&トライ
 (6)懇親会・表彰


(1)インプットタイム

LINEさんからAWARDSの紹介や提供APIの説明、協賛企業からの提供APIの説明があります。この後、これらのAPIを使って開発を進めます。

LINEの立花さんからAWARDSの説明
LINEの立花さんからAWARDSの説明


(2)アイデアソン

アイデア出し。最終的なサービスをいきなり考えるのではなく、「最近あった出来事は?」「SNSといえば?」といったテーマで思いついたことをどんどんアウトプットし、アイデアの素を出す。ここでは数が大事(実現性は二の次)。


(3)チームビルディング

(2)で出たアイデアの素を参考に、やってみたいアイデアをA4・1枚の紙にまとめる。
その紙を机に置き、全員でぐるぐる見て回る。「面白い」と思ったアイデアに星印をつける。星の数が多い上位数名(15名くらい?)が選出され、全員の前でプレゼン。
プレゼンターが「このアイデアを一緒に開発しましょう!」と、スカウト形式でメンバーを集めていく。

あちこちでスカウト
あちこちでスカウト


(4)開発

エンジニア・デザイナーはもくもくと開発を進め、プランナーはプレゼン準備。


(5)プレゼン

持ち時間3分。デモ無し。質疑応答無し。プレゼン後のタッチ&トライで審査員に実際のプロダクトを触ってもらう形式。


(6)懇親会・表彰

プレゼンとタッチ&トライをもとに審査。受賞チームの発表。


私は(2)で3つのアイデアを出しました。1つめは本命、2つはおふざけ、3つめはその中間。

1つめの本命案。日々の出来事を呟く。高齢者なら一日を思い出す行為が認知症防止に?
1つめの本命案。日々の出来事を呟く。高齢者なら一日を思い出す行為が認知症防止に?
2つめのおふざけ案。くろーば。弱音を吐くともっと大変な状況にある人の事例を返してくれ、「あ、俺まだマシかも...」と逆にポジティブになれるプロダクト。コンセプトは ”毒を持って毒を制す”
2つめのおふざけ案。くろーば。弱音を吐くともっと大変な状況にある人の事例を返してくれ、「あ、俺まだマシかも...」と逆にポジティブになれるプロダクト。コンセプトは ”毒を持って毒を制す”
3つめ。よくイベントで登壇者が聞き手のリアクションが分からないと仰っているのを耳にするのと、社内のMTGで「あー、いい話しだなぁ」と感じても、話し手に伝える術がないのがもったいないと感じた経験から。話し手が欲しい情報をFBするコミュニケーションツール。
3つめ。よくイベントで登壇者が聞き手のリアクションが分からないと仰っているのを耳にするのと、社内のMTGで「あー、いい話しだなぁ」と感じても、話し手に伝える術がないのがもったいないと感じた経験から。話し手が欲しい情報をFBするコミュニケーションツール。

結果、2つめのおふざけ案に星が集まり、プレゼンの機会をいただきました。
でもこれはあくまでおふざけ案。プレゼンだけして自分のアイデアはさっさと捨て、「家族」をテーマにしていたチームに入らせていただきました。


チーム構成

メンバーは私を含めて4名。私以外の3名はチーム参加の方々。属性は以下の通り。

・エンジニア(ロボット系):大学生
・エンジニア(バックエンド系):社会人1年目
・エンジニア(フロントエンド系):社会人1年目
・プランナー(お囃子系):社会人18年目  ※私

20近く歳が離れている社外の方々と膝突き合わせて一緒に開発ができるシチュエーションは、ハッカソンならでは。


開発したプロダクト

遠く離れた家族とのコミュニケーションを活発にするbot。

botから出されるテーマに沿って「今日あった出来事」を家族が呟く(ex.テーマ「あ」。「熱かった」「足をくじいた」など)。
毎日テーマは変わるし、botは呟きを受けるだけではなくエモいリアクションをしてくれるので、飽きずに毎日続けられる。

システム構成図。botは呟きを Googleの機械学習APIに投げる。感情分析した結果(実装時には簡単な分岐ですが)がbotに返ってきて、それを呟いた人に返すエモ構成。
システム構成図。botは呟きを Googleの機械学習APIに投げる。感情分析した結果(実装時には簡単な分岐ですが)がbotに返ってきて、それを呟いた人に返すエモ構成。
「焼き肉を食べたよ」に対しては「へぇー」。「美味しかった!」を付けると「楽しそう」。「最悪」を付けると「もっと大変な人もいるよ」←捨てたアイデアが思いのほかメンバーに好評だったので、こっそり「苦労話(くろーば)」も搭載しました。
「焼き肉を食べたよ」に対しては「へぇー」。「美味しかった!」を付けると「楽しそう」。「最悪」を付けると「もっと大変な人もいるよ」←捨てたアイデアが思いのほかメンバーに好評だったので、こっそり「苦労話(くろーば)」も搭載しました。


呟きの内容から、何となく家族の状況が分かる。それが溜まっていき、その家族オリジナルの日記になる。

▼プレゼン資料
https://www.slideshare.net/KeitaShimabukuro/180917-line-boot-awards

当日、エンジニアの皆様の努力により、きちんと動く状態にまで持っていけましたが、残念ながら受賞ならず(涙)。


ちなみに優勝したアイデアはこちら。お子さんのお手伝いをスムーズに促す『お手伝い帳』。

カタカタ...と、ポイントが記載されたレシートを発行(「レシート」というのがいいですね~)
カタカタ...と、ポイントが記載されたレシートを発行(「レシート」というのがいいですね~)

(プロダクトの写真が撮れてないのが悔しいのですが)アプリ、Clovaをうまく使いつつ、ラズパイを載せた小型プリンターも開発するなど、ハッカソン好きにはたまらないガジェットも用意したベテランチーム。納得の受賞でした。


開発前に取り組もうと決めていたこと

私が個人参加ということも多分に影響しているのですが、今回のハッカソンでやりたいことが2つありました。

1つめはメンバー同士の理解を深める。
2つめは事前に意思決定者を決めておく。

前者は一緒に開発するメンバー同士が人となりを知り、関係性が構築できていないと、いざと言う時に踏ん張れないことを経験上知っているから。
また後者は、(他のイベントで学んだことですが)活発な発言・議論は大歓迎だけれど、主張の応戦や適当すぎる意見の積み上げで「何も決まらない」のは大問題。それを回避するために、議論が収束しなかったり方針を迷った場合は「この人の意見に従う」というルールを先に決めておくというもの。

1つめは、元々チーム参加だったみなさんの中に私が混ざったかたちなので比較的スムーズに実現。2つめもメンバー全員に了承いただき、意思決定者を置くことができました。

この2点は功を奏し、無駄な議論や不要な回り道なく開発が進められた気がしています。


開発フローの新しい試み

これは個人的に新しい試みだったのですが、開発フローは「エンジニア全員がある程度のところまで同じことをする」という手法をとりました。
イメージは「あなたは盾、あなたは剣、あなたは鎧を作る」ではなく、「(盾・剣・鎧を作る前に)まずはみんなで鉄の打ち方勉強しよっか」という感じ。
完全分業制にするのではなく、エンジニアの知識・技術の習得度を、ある程度のところまで全員が同じレベルになるところまで持っていく。

2日間で動くものを作らなければならないハッカソンでは、このアプローチは一見遠回りのように見えますが、結果これも功を奏した気がします。

例えば、誰かが詰まった時のフォローがスムーズだし、共通言語で話せるのでイメージの摺り合わせもしやすい。それによりチーム全体の一体感が生まれ、心理的安全性が確保された状況を作ることができたように思います。

そして何よりも、エンジニア全員で一緒に勉強することで、もれなく全員が新しい技術を持ち帰ることができた。イベントが終わってもそれはみんなの中に残るし、今後のエンジニア人生に何かしら良い影響をあたえるのではと思います(※個人的にはこのことがとても大きかった)。


まとめ

これまで何度か参加しているハッカソンですが、今回あらためて良いなと感じたのが「イベントに参加することで自分自身が謙虚になれる」ことの気付き。

新しい技術に触れ「へぇ~こんなんあるんだぁ」と自分のアンテナの低さを目の当たりにするし、初対面のエンジニア・デザイナーと開発することで「こんなことまでできるのか...さて、モノが作れない自分には何ができる?」と自身のスキルセットを突きつけられる。

こうしたヒリヒリした感覚はありながらも一方で、運営側も参加者も「楽しむ」マインドを持っている人たちが多く、独特のお祭り的なノリも相まって、このことにポジティブに取り組むことができる。

そんなイベント、参加しない手はないよなぁ。と、改めて。

今後も積極的に参加しよっと!


おまけ「もう少しイベントについて知りたいな」という方へ


過去に書いたブログやイベントの参加メモです。参考にしていただき「参加してみたい!」と少しでも感じていただけたら嬉しいです。

▽非エンジニアがハッカソンに参加して何しているの?っていう話し
https://www.agex.co.jp/blog/direction/330/
ハッカソンはエンジニアやデザイナーだけのイベントではありません。

▽ ビル空調ハッカソン参加ブログ
http://keita-shimab.hatenablog.com/entry/2016/10/31/220016
ダイキン工業(株)主催。会場であるオープンイノベーション施設「テクノロジー・イノベーションセンター」の空調を実際にコントロールできる大規模なイベントでした。

▽ Dentune!!(デンチューン)参加ブログ
http://keita-shimab.hatenablog.com/entry/2016/11/27/123523
関西電力(株)主催。関電の所有する270万本の電柱を再定義し、価値を創出することがテーマ。普段気にしない電柱にスポットライトを当てた、楽しいイベントでした。

▽ パパパパッカソン参加ブログ
http://keita-shimab.hatenablog.com/entry/2017/03/08/225454
パシフィックリーグマーケティング(株)ほか主催。テーマは「パ・リーグと遊ぶ」。野球を知らない私でもかなり楽しめました。

▽ Startup Weekend KYOTO参加ブログ
http://keita-shimab.hatenablog.com/entry/2016/08/09/000333
54時間で事業を立ち上げるスタートアップ体験イベント。ここから起業した人も多く、「ビジネス観点」が強く問われ勉強になりました。

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